飲みニケーションね

すっげー久々のエントリじゃんこれ。なんか自分だめじゃないのかなとか思ったけど気にしない気にしない。


本日のエントリの元ネタはこちら。→飲みニケーションは捨てたもんじゃない - GoTheDistance


私はお酒も割と好きな方だし、話をするのはそれほど苦じゃないのもあって飲みニケーション自体を否定するわけじゃない。
時にはお酒飲んでバカやってわーわー騒ぐことも必要なんだと思う。
田舎のお祭りのような閉鎖空間内で運命共同体的な感覚を共有するための通過儀礼が、方法論として有りうることを容認する。
従って特に先のエントリの主旨自体に反論があるわけではない。が、自分の社会経験を通じて若干違うなという感覚がある。
だれかの為になるとかそういうものではないし、所詮はタダの自己満足でしかないわけだが、せっかくブログという落書き帳があるので書いておきたいと思う。


気になる部分はここ。

自分のやりたいことをやるためには、多かれ少なかれリスクを取らないと出来ません。リスクをヘッジするのは誰でしょうか?あなたですか?いやいや、会社に所属している以上は上司じゃないですか、と。

飲みニケーションは捨てたもんじゃない - GoTheDistance

私の少ない会社員経験では、リスクヘッジやリスクテイクをきちんとしている人をほぼ見たことが無い。
一度だけ、そうしたことをしている人を見たことがあるが、おそらくあれはレアな一例なのだろう。
というのも後にも先にもその一例しか見たことがないからである。


多くの組織では、上司の上にも上司がおり、上司の上司がリスクテイクやリスクヘッジをしない人間であれば、
直属の上司がリスクテイクやリスクヘッジをすることはまずない。リスクマネジメントを行うインセンティブが働かないからである。
そんな中でいくらあなたの上司を大切にしろ!と叫んだところでなんの説得力もないのである。


私がこれまで一緒に仕事をした人のうち少なくない人に話をしているのは以下のようなことである。

  1. 現実に問題が起きた時の対応は現場の人間が行う(上司は判断こそすれ顧客に接しているのは担当者である)
  2. 責任をとる方法なんて存在しない(どんな方法をとったところで異を唱える人間は一定数存在する)
  3. 責任なんてそもそもとれない(無限責任に対する実効的な方法論は存在しないし、日本は有限責任以上を暗黙的に要求されることがある)

たかが数年の会社員経験しかない私個人の考えだが、おそらくほとんどの組織では所詮こんなもんなんじゃないのかなと思っている。
そのことに根拠はないのだが、考えを覆すだけの説得力のある数の事例を見たことが無いので、まぁたぶん少なからずそうなのだろう。
ミスを犯した時にはその月の給料は10%の減給だ!というような規定があり、きちんと運用している国内企業はあるのだろうか?


ちなみに、「上司じゃなかったら誰がいるんだよ!」という意見については、「一緒に仕事をしている人を大事にしろよ!」というのが私の答えです。
あなたの顧客や同僚との信頼関係の方が、何もしてくれない上司との関係よりもずっとずーっと大切ですよね?