高専カンファレンス in 沼津を終えて 後編
2010年12月18日に行われた「高専カンファレンス in 沼津」についてのエントリーです。
開催までの道のり
開催のためにやることはたくさんあります。
時間軸に沿って順に挙げていくとこんな感じでしょうか。
前提として地方開催で会場は学校の敷地内とします。
- 仲間集め
- 学校との媒をしてくださる教官を探す
- 地方開催の実行委員会としての体制を確立
- ポスターデザイン作成開始
- 教官を介した学校側への周知
- 教官を介して学校開催の許可を頂く(口頭ベース)
- カンファレンスで使用する施設を仮決め(学校の施設使用許可を取るため)
- 施設使用許可のお願いを学校に提出(書類ベース)
- 高専カンファレンスWikiへのページ追加
- カンファレンスの中身の検討
- WikiやTwitterでの開催告知
- 懇親会の内容検討
- 参加者募集の準備(窓口準備)
- 発表者募集
- 参加者募集
- 寮での告知
- 寮でのカンファレンス説明会開催
- ポスターデザイン最終稿作成
- ポスター作成の発注
- グッズ作成
- ポスター掲示
- 当日スタッフ募集(交通・受付など)
- 懇親会の費用見積もり
- 懇親会の発注手続き(業者などに依頼する場合)
- ネットワークインフラの確認
- 会場の電源設備の確認
- 当日必要になる借用物品の確認(プロジェクターやスクリーンなど)
- タイムテーブル作成
- タイムテーブルの調整
- 当日のスタッフ配置・役割の決定
- 会場を使ったリハーサル
- 機材借用
- 音響&配信機材の接続確認
- 音響&配信機材の設営
- 発表する人はスライド作成
この他の常時やることとして
- Google Groupを使ったMLベースの連絡手段の構築&運用
- Skypeを使ったチャットベースの連絡手段の構築&運用
- Twitterでの広報活動
- 打ち合わせのための部屋を借りる
- 本番までの配信予行演習を会議Ustとして行う
などがあります。
この辺の情報はもう少し良い形にし、可能なら作成した書類なども含めて公開したいなと考えています。
(公開できるかどうかはまだ確認をとっていませんが…)
学校でやる理由
沼津開催では会場として学校の施設を借りるという選択を行いました。
なぜわざわざ学校でやるのか?その理由はひとつです。
「寮生(学寮で生活している学生)が参加しやすいから」
学外で開催してしまうと寮生が参加するための敷居がぐっと高くなってしまうのです。
もともと高専カンファレンスを行うにあたって、たくさんの学生に参加して欲しいという思いがありましたから、
学生が参加しづらくなることは避けたいという意図があります。
カンファレンス開催当日
当日は私はほとんどずっと写真を撮っていただけで、あまり仕事らしい仕事はしていませんでした。
優秀なスタッフのみんなが頑張ってくれたおかげですね。ありがとうございます。
写真を取ることに夢中になりすぎてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
本当にあっという間でした…。
発表者のみなさんとろくにお話もできずに終わってしまいました。
せっかく運営側にいたのにもったいないことをしました。
また次回や別の開催でお会いできたらお話させてください。
参加者のみなさんへ
「高専カンファレンス in 沼津」へご参加いただきありがとうございました。
高専カンファレンスは運営がお皿を用意し、発表者が料理を作り、参加者が盛り付けを行って完成します。
沼津でのカンファレンスが無事開催できたのも、みなさんのご協力があったおかげです。
今後の開催でも「自重を自重」する皆様のご参加を期待しております。
運営スタッフへ
みんなと出会って約半年間。
ほんのちょっと前まで顔も知らない誰かだったみんなが、
カンファレンスを通して繋がっていくことはとても素晴らしいものだと思います。
隔週で打ち合わせするという無茶苦茶に付き合ってもらったり、
仕事をどんどん押し付けたにも関わらず一生懸命に取り組んでくれたり、
みなさんには本当にお世話になりっぱなしでした。
ありがとうございました。
「高専カンファレンス in 沼津」を通して、みなさんの手元に何かが残ってくれていたら幸いです。
おわり
高専カンファレンス in 沼津を終えて 前編
2010年12月18日に行われた「高専カンファレンス in 沼津」についてのエントリーです。
高専カンファレンスとの出会い
私が高専カンファレンスを知ったのは、@ITの記事でした。
第一回高専カンファレンスが行われるという記事(高専生のパワーの源とは? 第1回高専カンファレンス開催:「高専のことをぜひ知ってもらいたい」 - @IT)を見て、
こんなことしている人たちがいるんだなぁと思った記憶があります。
それからしばらくは生活の変化や仕事のこともあり、あまり高専カンファレンスのことを気に留めていませんでした。
そんなおり、今年の春先に都内のサレジオ高専でカンファレンスが開催されるとの情報を得ました。
サレジオ高専の近くに住んでいるということもあり、これは是非参加しようと思ったのが3月か、4月頭頃だったでしょうか。
人との出会い
高専カンファレンスで何より印象的だったのが人との出会いでした。
もちろん会場での発表も素晴らしいものでしたし、得られた知見にも大きな価値がありました。
ただ、それでもやはり私にとっては、出会いこそが何より大きな価値でした。
大日向さんや(@earth2001y)じゅーん(@june29)さんをはじめとして多くの方々にお会いして、
ごく短い時間でしたがお話をさせて頂きました。
どうして高専カンファレンスを始めたのか、開催するために必要なことは何かといったことなどを話すうちに、
あぁこの人達は本当に好きでやってるんだなぁと感じました。
これが私と高専カンファレンスの出会いでした。
高専カンファレンスに参加して得た物
- 勇気
- 大丈夫。自分を受け入れてくれる人・場所はある。
- 優しさ
- @june29さんの半分は優しさでできているんじゃないかと思う。
- わくわく
- 新しい人・知識・場所などのいろいろなものに出会えるわくわく。
- どきどき
- あの人と話してみたい!
もっといっぱいいっぱいいろいろなものをもらってるんだけど、言葉に表現するのは難しいですね。
どうやって書けばいいのかちょっとよくわかりません。
理由
なぜ高専カンファレンスをやるのか?いくつか理由があります。
- 楽しいから
- 楽しいを共有したいから
- 新しい風を呼び込むきっかけになって欲しいから
- 世界を知る窓を手に入れて欲しいから
はじめの二つは自分本位な理由です。
残りの二つは主に現役の学生に向けた理由になります。
実は高専を卒業してから2,3度ほど、「就職懇談会」というものを通して学生とお話をする機会がありました。
そこで強く感じたのは、高専という枠の外側の、リアルな世界や多様な価値観を知るべきだというものでした。
高専という環境はよくも悪くも箱庭です。箱庭から一歩外に踏み出して、「観る」ことをしないといけないなと思うのです。
開催の第一歩
サレジオでのカンファに参加した目的のひとつとして、私の母校である沼津高専での開催をしたいというものがありました。
サレジオでは前夜祭ということで「酔っぱラヂヲ(通称)」が行われました。
そのときに「沼津でもカンファやりたいんです」というお話をしたのが、沼津開催の第一歩でした。
サレジオでの体験が背中をおし、これはぜひ沼津でもやるべきだなと強く感じたのを覚えています。
その後、twitterで沼津高専の現役学生に仲間になってくれるよう呼びかけを行いました。
この時返事をくれた後輩ちゃんたちが、その後沼津での開催に尽力してくれることになるのです。
この時だれも反応してくれないでいたら、今回の沼津開催も水の泡となっていわけです。
一緒に開催まで突っ走ってくれたスタッフのみんなには本当に感謝しています。
後編へ続く
沼津高専までの道のり
高専カンファレンス in 沼津まで後1ヶ月少々になりました。
ということで沼津高専までの最寄り駅からの道のりを紹介します。
沼津高専の最寄り駅は「JR御殿場線の下土狩駅」です。
新幹線の場合は「JR東海道線の三島駅」を利用することになります。
ということで「三島駅」→「下土狩駅」→「沼津高専」までの徒歩でのルートを紹介します。
健康な成人男性の足でだいたい40〜50分程度かかります。距離にしてだいたい3km程度になるでしょうか。
道のりは↓のようになります。
三島駅は南口の一般改札と北口の新幹線改札に別れているので、新幹線で移動する場合は三島駅北口を利用することになります。
ということで北口の改札をでたところから、道のりを見ていくことにします。
1. 改札をでたら目の前のドアのむこうにロータリーが見えます。
2. ロータリーからは駅前の東横インが見えます。
4. 交差点では東横インの角を左に曲がります。曲がってからはしばらく道なりにまっすぐ進むことになります。
5. まっすぐ進むと、突き当たりにJR御殿場線の下土狩駅が見えてきます。
6. ちなみに下土狩駅を出たすぐには池のようなものが見えます。
7. 下土狩駅のロータリーを、三島駅側から見て右手に進みます。駐輪場を左手にみながら道なりに進みます。
8. 小さな踏切が見えるので、それを渡り信号のある横断歩道を渡ります。
10. 踏切と一体になった交差点まできたら、左手に進みます。しばらく歩くと川が見えてくるので橋を渡ります。
11. 川を渡りきると、狭い道を行くことになります。最初の目印は床屋さんのぐるぐるです。
12. 床屋さんの先に五叉路があります。五叉路では右から二つ目の上り坂に進みます。
14. 上り坂と、その向こうに鉄塔が何本かたっているのが見えてきます。ここまできたらあと一息です。ひたすら坂を登ります。
15. 坂をのぼりきるとすぐにT字路が見えるので、これを右に進みます。するとすぐに沼津高専の入り口が見えます。
以上が三島駅から下土狩駅を経由しての沼津高専までの道のりになります。
沼津高専までの徒歩での移動を考えている方は参考にしてください。