やねうらおさん周辺が大変なことになってる(た?)らしいよ (part2)
ここからはこの騒動を客観的に見た私個人の感想です。
特にやね氏やpmoky氏を否定または肯定するものではないことを最初に断っておきます。
裁判または告発としてみた場合
- 検察
- pmoky氏
- 被告&弁護人
- やね氏
とします。
裁判では検察側が起訴を行い、起訴事実を固めるための証拠を提出します。
被告および弁護人(ここではやね氏が両方の役を兼ねます)は証拠の論理・物理的矛盾点を
指摘することで罪状否認を行います。
裁判官は検察と被告の主張を公平に司法としての立場から裁くのが役目です。
これらを踏まえた上でpmoky氏とやね氏の主張および弁を見ていくことにします。
()の中身は私個人が解釈して勝手に付け足した補足です。
* pmoky氏がやねう企画とそのエンドクライアントとのNDAに反して、秘密事項を暴露した件についてはここでは審議の対象としていません。それこそ本物の裁判沙汰な話なので、一個人では扱えない話としてここでは触れていません。ご了承下さい。
- pmoky氏の主張
- やね氏の答弁
- pmoky氏の記憶には間違いがあり、pmoky氏が主張するほどひどくはなかったのでは?(労働環境が良くないことは認めており、本人の記憶や経営者としての知識が曖昧な点も認めている)また、雇用契約書のようなものは存在しない。
- やね氏本人も詳細は知らないとのこと(倫理的な側面での問題は残るが、開発したソフトウェアによって被害を被ったという具体的な報告がない以上これ以上の議論は不毛)
- 実際に開発したものの実績を提示(YaneSDK.NETのソースが該当)。その上でスーパープログラマであるかどうかは結論が出ていない(定量的な判定ができない以上どうしようもないと思われる)
- 蔵書については証拠写真を自身のblogにアップ。書籍の紹介については、別の方の意見を参考に自分でも情報収集を行ったか後日購読している。
- Mathematicaについてはライセンス違反の可能性が大きい(ライセンスが切れてからは使っていない)。その他のソフトウェアについては証拠の動画を提示。ただし、すべてのものについて確認がとれているわけではない。
客観的な判断
pmoky氏の主張には物的証拠がなく、状況証拠ばかりである。
また状況証拠にしても元上司との話が聞こえてきたというものや、
本を渡されたくらいだからそう判断したという類のものは
事実関係の確認ができていない以上、証拠としての能力は極めて貧弱であると言わざるを得ない。
以上からpmoky氏の主張を事実であると認めるのは現段階では難しい。
やね氏の答弁には物的証拠がとりあえずは*1伴っている。
また、スーパープログラマかどうかや書籍の書評などは定量的に判断することが難しい問題であり、
それらを判断する各人によるため、より多くの客観的な意見を募り、且つそこに優位な偏りがなければ、やね氏の虚偽や誇張を認めることはできない。
*1:デジタルデータのため真偽の判定が必要&やね氏以外の第3者が介在していないため100%信用することはできない